これは KOBA789 日記 Advent Calendar 2021 - Adventar 8日目の記事です。
ほんとうは2021年音楽反省会とかやろうと思ったんですが、いい動画を見つけてしまったのでその話を書きます。オチはないです。
「教育系YouTuberにならない方がいい7つの理由」
まず始めに、この動画を見てめちゃくちゃ救われた気がしました。
私も一応 YouTuber をやっている身です。教育系ど真ん中というわけではありませんが、エンタメというよりは解説系です。胸を張れるほどの本数を上げてませんが、唯一無二な動画を上げている自信はあります。もしよかったら見ていってください。宣伝ここまで。
そういう背景もあって、上記のヨビノリのたくみさんの動画には共感できる点がたくさんありました。「救われた」と表現したのは、その「共感」ですらできる機会が少なく、ずっと孤独を感じていたからです。
今では星の数ほどいるように思える YouTuber ですが、それでもやはり普遍的な活動といえるほど人口が多いわけではなく、教育系・解説系ともなればなおさらです。
悩みやつらさを共有できるという点だけでいえば、普通の会社員ほどラクな活動はないと思います(当然その他の点では苦労するけど)。相談すればとても多くの人が共感してくれますし、自分が黙っていても会社員あるあるエピソードは世界に溢れていますから自分の悩みを相対化して不安を取り除くのは簡単です。
ですが YouTuber だとそうはいきません。そもそもわけわからんジャンルの動画を出しているせいで横の繋がりすら弱いです。私の交友関係が狭いだけという説は十分有力なんですが。
そんな中で、教育系 YouTuber のつらいポイントを言語化し、発信してくれたことに感謝と敬意を表します。こういうのって弱小 YouTuber が言ってもコンテンツにならないどころかただの弱音になってしまいますからね。先行者であり成功者(だと個人的には思います)が表現してくれるところに価値があります。
「撮影がシンプルに辛い」
動画中で上げられているつらいポイントのうちのひとつです。動画中では28:00あたりからです。
無機質なカメラに向かってひとりで喋り続けるつらさや、映像・録画特有の難しさについて触れられています。
私の場合、撮影中に対峙しているものは普通のカメラでこそないですが、なんのリアクションもくれない撮影機材にのみ囲まれているという点では同じです。
噛んで止まれば、途端に静寂が訪れます。ノイズを減らすために環境音を極力減らした空間で撮影しているのだから当たり前です。
どちらかといえば、私もカメラの向こう側にオーディエンスが見えるタイプですが、それでもこの無慈悲な静寂は急速に酔いを覚ましてきます。撮影で一番キツい瞬間です。
そもそもオーディエンスが最初から見えない日もあります。これは練度の不足ですが、こうなるとどうしようもありません。ちなみに、夜中に動画の構成を考えながら散歩した翌日はオーディエンスがよく見えるという経験則があります。
最近ひとりの動画を作れなくなってしまった一番の理由はこれです。撮影や編集の「めんどくささ」を減らすエンジニアリングはしましたが、「つらさ」を減らすのは練習以外に方法がなく、単独でそこをブートストラップするのは現状運に頼り切りです。
それでもやる理由
幸い、動画で紹介されていたその他の点については私はあまり問題に感じていなかった(ロクに活動していないからというのもある)ものの、やはり前述の一点だけでもつらいものはつらいです。
それでもなぜ飽き性な私が放り出さずにチマチマ続けているのかといえば、それはシンプルに正義のためです。使命感と言い換えてもいいかもしれません。
ただ独善的に、インターネットには私が作るような動画があった方が面白いから、という理由で続けています。面白いかどうかはもちろん主観です。
YouTuber を続ける合理的な理由はありません。自身のプレゼンス向上とか、ちやほやされたいからとか、なんらか理由を付けようと思ったことは何度かあるのですが、いずれもしっくりこなかったので却下しています。
(こういうとき、自分用の企画書を書いて振り返ることにしています。飽き性ゆえに、コンセプトや判断根拠を言語化して固定しておくと便利です)
というわけで今後ともよろしくお願いします。年末特番はやりたいなと思っているのでご期待ください。
即興でウェブアプリケーションを一個書いてデプロイする配信とかやるか。バックエンドは Rust、フロントエンドは React と TypeScript で、インフラはまっさらな AWS アカウントにゼロから構築とかでどうでしょう。10時間くらいあればできると思う
— KOBA789 (@KOBA789) December 6, 2021
オチのない話おわり。
終わりに
明日も書く。